つわものツアー企画

和歌山を代表する民謡、串本節（ここは串本、向いは大島、中を取り持つ巡航船、アラヨイショ　ヨイショ　ヨイショ）で唄われる紀伊大島、今は巡航船も平成１１年の串本大橋の開通に伴い、現在はその長かった歴史に幕を引きましたが、快適な橋を渡り暫し走ると突端に樫野崎灯台がありますそこでの明治２３年（１８９０）年６月、トルコ皇帝特派使節として来日したオスマン・パシャ以下６５０名の将校を乗せた軍艦エルトゥールル号が、我が国との修交の使命を果たして帰国の途中、９月１６日夜、熊野灘で暴風雨に遭い、串本・樫野崎灯台下の岩礁で難破、痛ましくも５８７名の将兵が殉職、生存者は救助された人も含め６９名でした。その悲劇を機に犠牲者の慰霊を通じて串本町とトルコ国との交流が始まり、昭和３９年１１月にヤカケント町と姉妹縁組を結び、平成６年にはメルシン市との姉妹都市提携の正式調印を交わし今後も親善を深め国際的な友愛の精神を広く伝えることを目的として建設されたものです。館内には遭難事故、事件の記録、遺品、遭難現場を窓から見え、これからも続く日本とトルコの絆など‥。年中無休、入館料５００円。