つわものツアー企画

熊野本宮大社周辺でガイドの案内で古道を歩いたあと、くるま旅スポットである「丸山千枚田」に足を運んだ。
　まだ田植え時期には早かったため、黄金色の景色では無かったものの、水の張られた幾重にも重ねられたような小さな田が、田植えを今か今かと待っているような感じがした。
　近くで畦に「彼岸花」の苗を植えている地元の人がいたので、声をかけてみた。
「何処からきたのか？」と聞かれたので、「群馬からです。」と答えたら。「自分も若かった頃に“沼田”で山の仕事をしていたことがある。」とのこと。偶然にもその方は、５２０枚余にまで減ってしまった田を、１３４０枚にまで複田させた保存会の初代会長“北 富士夫さん”だった。
　おかげで北さんの保存する６０年前や３０年前の、減少以前の姿や減少してしまった姿を見ることができた。
　これ正に“色んな運をもらえた”旅であったと感じた。

　※因みに昔の写真を撮影させて欲しいと願ったが、ＮＧであった。